get IT certifications
IT資格というものは、それぞれの資格で定められた知識・技術を持っていることを証明するためのもの。 もちろん教科書や参考書レベルの知識を、資格取得できるだけのレベルで持っていることは素晴らしいことだとは思うけど、それを業務では発揮できません、というのではとても残念だ。 知識も必要。業務で生かせる能力も必要。どちらも身につけて、それを業務で発揮できるようにならなくては絵にかいた餅である。
インプット
いわゆる座学にあたる部分。インプットの主な目的は網羅的で体系的な知識を得ること。 インプットの手法として考えられるものは以下のようなものがあると思う。自分にあったやり方で、効率よく知識を身に着けたい。
公式の技術ドキュメント
公式の技術ドキュメントがあれば、対象の技術について最も詳細な知識が得られる。 しかし特定の資格に限定された資料というわけではなく、分量も多い。全てに目を通して記憶するのはとても時間効率が悪い。
教科書・参考書
対象の資格の学習範囲に限定されているので、必要最小限の時間で資格取得に必要最小限の知識が得られる。 必要な努力を最小限にするために、公式の技術ドキュメントと比べて省略されていたり、簡素化されていたりする部分もあることだろう。
問題集
自分の苦手な範囲、得意な範囲を確認し、学習の指針にするためのもの。 出題傾向を知ることができ、解答するための技術を身に着けることができる。 また問題集の解説を熟読することで知識を補うことができるが、体系的な知識を得られるかは微妙。 問題集は正解するのが目的ではない。もちろん正解するに越したことはないけど、なぜそれが正解なのか理解することが必要。不正解となる根拠を含めて、解説についても隅々まで熟読しなければならない。
技術セミナー・勉強会参加、ハンズオン動画視聴
字面を読むだけでは理解しにくいことも、口頭で説明を受けたほうが分かりやすいこともあるかもしれない。 また画面遷移などを動画などで説明してもらうこともでき、GUI操作などの説明はイメージしやすいことだろう。 口頭による説明は文字よりも時間がかかる。時間が限られているため、全体を理解するのは難しい。
アウトプット
昨今流行しているアウトプットだが、アウトプットすること自体を目的とするならあまり意味がない。 何のためにアウトプットするのか目的意識をもって取り組む必要がある。
ノートに書く
定番中の定番。紙とペンだけで事足りる。 検索性に劣る。他の人と共有するのは難しい。
ブログ等の記事投稿
検索が容易。あとからコピペして活用できる。 勉強自体よりも、原稿作成のほうに時間を取られる可能性がある。 効率よく資格取得を達成することだけを考えるとプラス要素は少ないが、ポートフォリオ作成、他の人へのアピールなど、ノートに書くだけでは得られない利点もある。
勉強会開催、講演
他人に教える準備をするとき、必死になって調べるので、そこで知識を得ることができる。
設計・構築・運用
IT資格を取得することを考えるなら、知識のインプット・アウトプットだけでも充分かもしれないが、取得した資格を生かしていくことを考えると、やはりそれだけでは物足りない。 座学は意味がないと言っているわけではないが、せっかく資格を取得したのなら、その知識を実際に業務に生かせるだけのスキルがなければいけない。 実際に手を動かして構築すると、上記のインプット・アウトプットだけでは得られない経験を得ることができる。
例えば、AWSで実際に何かを構築することを考えると
- 似た機能からどれを選択するのか、それぞれどんな利点や制限があるのか。
- セキュリティ対応はどの程度必要なのか、
- CPU、メモリ、ディスク容量についての考察、
- 課金について
こういったことを総合的に考慮する必要がある。うまくいかない時には、何が理由なのか真剣に考えることになる。 最終的に失敗するにせよ成功するにせよ、いずれにしてもその経験は業務で役に立つと思う。 お小遣いのうち自己投資として許容できる範囲での出費で、自分が利用したいサービスを自分で実際に構築してみるのは、目的意識がはっきりしてモチベーションも上がるのでお勧めだと思う。 欠点としては、時間がかかること、予算が必要なこと、考慮漏れ等により想定外の出費がある可能性があること。君子危うきに近寄らずで、避けて通る選択肢もあるかもしれない。
結び
いずれを選択するにしても、もしくは選択しないにしても、自分の中で目的や根拠を持って判断することが大切。 資格を取得したからには、周囲からも、実際に業務で役立つことを期待される。 だから、テストの知識だけでなく、業務で使える力を身につけるようにしていきたい。